2005年5月29日

珍品展示:DENON DTR-80PL

 今回の珍品は、ポータブルDATのDENON DTR-80PLです。当然メーカーの製品紹介ページなどありませんので、こちらの個人の方のページをご覧下さい。

 DENONブランドが付いていますが、この製品自体はCASIOのOEM品です。CASIO DA-R100DENON DTR-80Pは、全く同等の製品であるものと思われます。そして、DTR-80PとDTR-80PLの差は、DACが選別品であったことらしいですが、製造元のCASIOからはDTR-80PLの同等品は発売されていません。全く同一の製品であったにもかかわらず、CASIO側の売り上げが著しく劣っていたことが原因という噂もあるようですが。

 写真では判りにくいのですが、ここに写っているのは確かにDTR-80PLなのですが、本体前面に印刷されている型番や、本体の底面ラベルに印刷されている型番は、DTR-80Pとなっています。底面の型番の横に、大きく「L」というシールが貼付されていることが、外観上DTR-80PLであることを証明する唯一のポイントとなるようです。

 既に10年程度は使っているはずですが、未だにきちんと動作してくれる辺りが、ポータブル機器とはいえバブル期のオーディオ機器らしいところではないかと思います。音質の方も、私の手元にある3台のポータブルDAT(残りはSONY TCD-D7とAIWA HD-X1)の中では最も優秀と言えるでしょう。CASIOがこれほどの水準のオーディオ機器を作っていたことも驚くべき点でしょう。

投稿者 JIVE : 22:07 | 珍品展示

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コメント

DTR-80P は私も所有しています。
過去の海外出張時のお供として使っていたりしました。

現在のコンディションはNG。
テープ再生&記録は問題なくできるのですがHPアンプが逝かれていて
HP OUTから全く音が出ません。(LINE OUT はOK)
なので現在は全く使用されていません。
#というかAUDIO機器の電源さえここ数年入れてません(苦笑

投稿者 いーとん : 2005年5月29日 23:01

か、カシオ?('A`;
カシオと言えば電卓とG-SHOCKくらいしか。

DAT 作ってたなんて。

投稿者 G兄@会社 : 2005年5月30日 12:21

実はDTR-80Pが80PLにいつの間にか変わbっていたのに気付かずに、入手してみたら80PLだったということなんですね。購入当時はDATが割合安い時代で、ポータブルなら新品が3〜4万で普通に売られていた時期でした。

ちなみにCASIOは以前はオーディオだけではなく楽器にも力を入れていましたね。結構高級なキーボードや、デジタルホーン(デジタル型金管楽器)なども売っていた記憶があります。

ついでに気になっていた実験を一つ。テープ長が短いDDSカートリッジをDATデッキでオーディオ用に使えないかを試してみました。結論から言うと、XD-Z909、DTR-80PL、DTC-59ESJで問題なく使えました。但し、DDS1(2/4GB)用の90mカートリッジで約180分ですから、現実的なのは1.3/2.6GB用の60mを120分として使う程度でしょうか。

投稿者 JIVE : 2005年5月30日 21:36

始めまして。私、このモデルを企画した張本人です。皆さんコメントされている通り、このモデルはカシオ計算機で設計・製造しました。このモデルを発売する前に、いわゆる「デンスケ型」のDTR−100PというポータブルDATもカシオ計算機からのOEM品も販売していました。
DTR−100Pはカシオ計算機で既に販売していたものを塗装とブランドを変更しただけでしたが、DTR−80Pの場合には、当時人気だった某S社のモデルを念頭にDENONの商品企画部に在籍していた私が企画しました。というよりも、このモデルの企画は当時、出入りしていたNiftyServeのオーディオフォーラムの面々とワイワイ言いながら作ったというのが真相です。
かなり無理な要望を出したにも関わらずカシオ計算機のエンジニアは非常に優秀な方々で、決して「出来ません」とは言いませんでした。
最大の特徴は単3乾電池で2時間以上の連続録音が出来るように、+5V単一電源駆動の低消費電力高性能
D/AコンバーターやA/DコンバーターICの採用をお願いしました。機能面ではTOC記録やデジタルフェード機構等、据置型DAT以上を実現しました。
非常に好調な販売成績を上げながら残念ながらモデルライフは短命でした。
当時MDやdCCが発表されたためにDATの市場は無くなるだろうとの経営陣の判断があったためです。実はDTR−80Pの発売は一旦中止を指示されたのですが、私が個人的にも乾電池駆動可能なリニアPCM録音が可能な小型DATを欲しかったので、経営陣を説得して発売に漕ぎ着けた経緯があります。
この場をお借りして当モデルの企画を実現できた事をカシオ計算機の皆様に熱く御礼を申し上げます。

投稿者 DTR-80P企画者 : 2005年7月7日 18:43

あっ!忘れてました!最大の製品特徴。
DTR−80Pは44.1kHz16bitで録音できるんです。本体には44.1kHzモードボタンは無いのですが、録音ボタンを押しながら電源ボタンを押すと44.1kHzモードになります。
SCMS解禁の折、44.1kHzで録音してもOKなことを規格書を隅から隅まで読んで内緒モードを付けたのですが、万が一のことがあると回収しなければならないという事で隠しモードにしました。その後、DATには44.1kHz録音モードを有するモデルが一般的になりました。
DTR−80Pのデジタル端子にdCS−900という業務用A/Dコンバーターをつないで生録音して、その44.1kHz16bitデータをサンプリング周波数の変換をせずにCD−Rに焼いていました。
当時DENONは160万円の業務用CD−Rデッキがありましたので、それを借りて生録CDソフトを作ってました。

投稿者 DTR-80P企画者 : 2005年7月7日 19:00

今でもたまに使っています。
8万円くらいして買いましたが、良い製品だったと思います。えと、80Pの方です。有難うございました。

投稿者 水凛 : 2007年1月24日 21:40

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投稿者 Kristine : 2008年3月12日 09:10

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