カペラワゴンの歴史

カペラワゴンのルーツは、昭和62年に発売されたGD型カペラのCG(GV型発売当時、カペラの5ドアハッチをマツダは「シティーギア」と称していた。CGはその頭文字)
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PHOTO:GD型カペラCG

をベースに昭和63年に追加の形で作られたGV型カペラカーゴ(ワゴン)が初代となる。

 

発売当初は、F8型1.8リッター12バルブEGIガソリンエンジン(最高出力97PS 最大トルク14.6s-m)のみを搭載し、このクラスでは非常に珍しい床下収納式サードシートを装着した7人乗り「GL−X」の1グレードのみという仕様だった。

 

このGV型カペラカーゴは長期に渡って製作された為、マイナーチェンジによって様々なバリエーションが有るのが特徴といえるだろう。

 

平成1年.1度目のマイナーチェンジ

この時のマイナーチェンジでは、セダン・CG(5ドアハッチ車)・C2(2ドアクーペ)のマイナーチェンジも同時に行われた、この時にカーゴはシート地の変更、RF型2リッター プレッシャーウェーブスーパーチャージャーディーゼル(P・W・S)(82PS)車の追加、グリルの変更、ノーマルルーフ車にルーフレールの追加が行われた。この時もグレード名はGL−Xのみだったが、平成3年にFE型2リッターDOHCエンジン(150PS・MT)+フルタイム4WDで武装した「GT」というグレードが追加設定された。GTは4WDの為5人乗りのみの設定で、セダンのスポーティーグレードである「セレーブル」と同様にスポーツタイプシート(運転席側にはダイヤル調整式シートリフター付)・本皮巻きステアリング・オートエアコンが搭載され、カペラカーゴのフラッグシップとなった。

平成2年式 2.0D P・W・S GL−X (4EC−AT)←PHOTO 平成2年式 2.0D P・W・S GL−X (4EC−AT)

追加設定されたプレッシャーウェーブスパーチャージャー(P・W・S)ディーゼルエンジンは、当時としては非常に高性能なエンジンで、わずか82psのエンジンとは思えないほどパワフルな走りが印象的な画期的なエンジンだった。
 当hp作成者のOLDJIVEもこのRF(P・W・S)エンジンを搭載したカペラカーゴGLーX(4EC−AT)で約18万キロ走り回りましたが、ディーゼルエンジン車のくせに非常にレスポンスがよく、街乗りよりも高速走行が得意なディーゼルだったという印象を今も持っております。高速道路をかなりのハイペースで飛ばしてもリッターあたり14キロほど走りました。また、当時のこのクラスのステーションワゴン最大級の広さを誇った室内は、装備的にはシンプルながら抜群の使い勝手を誇っていた。
 
 

平成4年.2度目のマイナーチェンジ

photo 平成5年式カペラカーゴワゴンGT(写真御提供 のぶ さん)
平成5年式カペラカーゴワゴンGT
この時には、機構面にメスが入り搭載エンジンの変更、内装の質感向上が計られた。
まず、機構面では1.8リッターF8型エンジンがDOHC化され115PSにパワーアップとなった。またRF型ディーゼルエンジンのスーパーチャージャー駆動ベルトの太さが太くなりベルトの耐久性が向上した。外観では、グリルが変更され、ヘッドライト下のメッキモールが黒となった。また、従来黒だったドア等のモールは全てボディー同色とされた。また、バックドアに付いていた黒の大型モールも廃止され、すっきりした印象となった。
次にグレードが大幅に変更され、それまでのGTとGL−Xという2グレード構成を廃止し、車の性格によってフラッグシップのGT・スポーティな内装のSX・ベーシックなSVと3つのグレード名が設定された。GTとSXには不評だったオーディオの低音を補うためにスーパーウーハーの標準装備化と待望のフルオートエアコンが装着された。4WD車は5人乗りのみの設定で GT・SX・SVと3グレードが用意され、ガソリンエンジンはFE型 DOHCが与えられ、GTを除く他グレードにはRF型スーパーチャージャーディーゼルエンジンも設定された。FF車は、当初は7人乗りのSX・SVのみの設定で、エンジンはDOHC化されたF8型とRF型スーパーチャージャー搭載された。
 

2.0D P・W・S アーバンブレイク
 
 
 
 
 

← PHOTO 2.0D P・W・S アーバンブレイク

また、平成3年頃から、「アーバンブレイク」なるグレードが限定扱いで発売され好評を博していたが、これについては、当方に資料がないので、あえて触れないようにする。

平成6年には、FF車にSV−Fが追加された。これは1.8DOHCのSVをベースにオートエアコンを装着し、サードシートを省略して5人乗りとしたものである。
 
 
 
 

平成7年.3度目のマイナーチェンジ(ビッグマイナーチェンジを敢行)

平成7年にマツダはGV型カペラカーゴを3度目のマイナーチェンジして大幅にリニューアルした。まず車名をカペラワゴン(車両形式はGV型)とし、2段ルーフを廃止し、以前のカペラカーゴの時代の高い方の屋根の高さに統一しハイルーフ化した。次にボンネンット・フェンダー・リアハッチ・バンパー・サイドモールのデザインを変更し、ワイルドなアウトドアを想像させるような車になったのが特徴である。機構面もサスペンションの見直し等で更に熟成された走行メカニズムとなり、乗り心地の大幅な向上が図られた。ただし、搭載エンジンは、スペック上大きな違いはない。
 このビッグマイナーチェンジでは、グレード構成も見直しをされ、ターボエンジンではないため同一グレード名で他社比でパワー面で負けていた「GT」を廃止し、当時流行始めていたアウトドアに特化させたフィールドクルーザー「FX」(4WD5人乗りのみ・エンジンはFE型とRF型)を設定した。また、SXとSVの性格分けもきちっとされ、SVはベーシックに徹するため5人乗りのみ(搭載エンジンはFF車はF8型とRF型、4WD車はFE型とRF型)となり、SXはFF車専用グレードでリアパフォーマンスロッドが取り付けられスポーティな方向に足回りがチューニングされ7人乗りのみ(搭載エンジンF8型とRF型)とされた。
 
 

平成8年.GV型最後のマイナーチェンジ

平成8年にGV型最後のマイナーチェンジを行った。この時には、ディーゼルエンジン車のエンジンの変更がありRF型が廃止され、出力アップをしたRF−CX型エンジンが設定された。また、ガソリンエンジン車もライバル他車に対抗しFE型エンジンを165PSまでパワーアップしたFE−ZE型とド迫力のバンパーを搭載し、車高を175oにアップして、より一層RV色を強めた「FX−CRUISING」と、FE型エンジンを搭載したFFのSVと7人乗りで豪華仕様の「SX−CRUISING」・お買い得仕様車のSV−Fが追加設定された。また、クルージング系の前バンパーは好評だったらしく、しばらくしてF8型エンジン搭載のSVをベースにバンパーの変更等で買い得感を出した「SV−CRUISING」も追加された。

SV−CRUISING    PHOTO SV−CRUISING
 
 

平成9年.GW型にバトンタッチの為、生産完了
 

 


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